台湾などで土瓶蒸しにして中華のコース料理に出てきたり、屋台などで食べたりと台湾で食べる機会の多い薬膳料理の味を家庭で楽しむことができる簡単な作り方をご紹介します。
<材料 約4人分>
鶏腿肉(骨付き)・・・300g
ナツメ・・・10粒
クコの実・・・10g
当帰の根・・・10g
高麗紅参・・・40g
焼酎・・・100ml~150ml
水・・・500ml
塩・・・好みに応じて調整
味の素・・・大匙2杯
1. 鶏肉を洗ってよく乾かします。鶏肉は骨付きが好ましいですが、なければ鶏皮の部分を使っても良いです。
鍋は普通のもので問題ありません。
2. 鍋の用意ができたら、まずお酒とお水、鶏肉をいれ中火で沸騰するまで焚きます。沸騰し、灰汁など出てきたら取り
除き、残りの食材を入れ、味も付けます。
3. とろ火でゆっくりと時間を掛けて煮込んでください。(約一時間)
4. 最後に一度味を確かめて整っていれば出来上がりです。火を消して、そのまま寝かして、食べる時に温めなおして食べると鶏肉からおいしいエキスが出ますのでお昼に作っておいて夜食べると味が丁度馴染みます。
食べるときのポイントは、スープだけ飲むのが良いと思います。鶏肉が食べたい方は改めて味を付け直して食べるのが良いと思います。その他当帰、人参はエキスが出てしまっているので食べてもあまりおいしさは残っていません。
贈答品で重宝されている高麗人参酒をご家庭で作ってみましょう。
1. 瓶をよく洗って乾燥させます。
2. 25度くらいのホワイトリカーを瓶に入れます。
3. 高麗人参の足が折れないように瓶の中に入れます。次にニッキの皮、
ミカンの果皮、ショウガ、ナツメ、クコの実を入れます。
4. 3ヶ月ぐらい経つと黄みが出て、アルコールが飛ぶので味が
まろやかになります。
ただし、あまり置きすぎると高麗人参本来の苦みが出てまいります。苦くなりすぎた場合は蜂蜜などを加えてお客様のお好みに合わせてお飲みください。
高麗人参の天ぷらと言うと珍しく聞こえるかもしれませんが、日本国内でも長野や福島の会津などでは秋に遊びに行くと山菜料理として旅館などでよく出されます。苦いイメージとは違い甘くてもっちりした食感に初めての方は驚かれると思います。
<材料 約4人分>
生人参・・・200g
小麦粉、卵白、油・・・適量
1. 作り方は野菜の天ぷらと同じでいたって簡単です。小麦粉、卵の白身を用意し、混ぜます。
このとき混ぜすぎず、少し粉っけが残るほうが香ばしく揚がります。
2. 人参を天ぷら粉につけて、180度ぐらいにした油にゆっくり入れてください。
油に入れ、人参が浮いてきて少し待ってから上げてください。このときに人参の香りがします。