高麗人参の産地と種類
よくお客さんと話をしていて質問を受けます。
高麗人参と言ってもいろいろあるけど、どう違うの?
そうですね、韓国などに行くと南大門市場やロッテ免税店、飛行場などに行くと缶入りの高麗人参
販売してますね紅参エキス、紅参の原物、高麗人参の粉末、白参の原物など様々なものがあります。
高麗人参は学術的分類ではウコギ科の多年草です。朝鮮半島に自生する植物ですが江戸時代に種を輸入し将軍吉宗公の時代に栽培方が確立されて今では日本でも栽培されております。
その高麗人参ですがどうしていろいろな呼び方があるのでしょうね?
朝鮮人参と読んでみたり、韓国人参と読んでみたり、信州人参と読んでみたりいろいろ言われますね。また先ほど述べた紅参や白参などもあります。このほかオタネ人参や生干し参、曲参なんて言うのもあります。
よく僕はお客様に高麗人参の説明をするときにお茶に例えることにしてます。
たとえば、まず一つ目の分類の違いは、朝鮮人参や信州人参の呼び方ですがこれは
おおざっぱにいうと産地の違いです。お茶でも静岡茶や伊勢茶、京宇治茶など産地で呼び名が変わりますね、
人参も同じように産地分けされる商品です。
意外かもしれませんが日本の高麗人参は海外ではかなり人気あるんですよ、風味と独特の苦みが好まれます。(苦いのが好まれるのも不思議ですね)
加工品である紅参や白参などはお茶で言うところ緑茶や紅茶、ウーロン茶などの違いと同じように
お茶の葉が加工の仕方によって変わるのと同じです。
紅参は人参を綺麗に水洗いしたのちに大きなセイロのようなかごで蒸します。蒸される過程で高麗人参のサポニンが糖分と結合して新しいサポニンが生成されることが報告されております。
紅参はスライスしたり、エキス用に抽出されたり、粉末など幅広く使われています。生産量としては人参の中で一番多いといわれております。
白参は人参を水洗いしたのちに皮を竹べらで綺麗にむきます。皮をむくことで色が綺麗な白色になります。皮をむいた後、天気のいい日に天日干しをします。そうすることでより一層綺麗な色に仕上がります。
白参はご高齢の方や病弱な方にお勧めの商品です。皮をむくことで穏やかな効果が期待できます。
白参の仲間として曲参などがあります。人参の足をひもで縛って人参を団子状にしたもので韓国などでは好んで使われます。料理に使用したりします。
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日記